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Webマガジン

「風のタウマゼイン」

創刊に寄せて

〜 編集長 & 副編集長対談 (1)〜

作画:風見正三

創刊準備号

18 October, 2017

ガイア都市創造塾第1期生で立ち上げることになったWebマガジン。 編集長と副編集長を担う2人に、このマガジン制作にかける想いを語ってもらいました。東京と仙台の2校で開講された塾ですが、互いに交流する機会もあり、塾生同士は人生の深い想いを共有するうち、ニックネームで呼び合う関係を築いています。

——この創刊準備号では、だいごろうとしぶっちのトークを4話に分けてご紹介します。

編集長    早川大悟(だいごろう)

副編集長    渋谷雅人(しぶっち)

​ライター    森山佳代(かよちん)

 

​第1話「風のタウマゼイン」にかける想い

早川

今日はよろしくお願いいたします。昨晩、何を話そうかと、しぶっちと話していて、「この瞬間、降りてきたものでいいのではないか。そこに真実があるのではないか」って言っていたんですよね。

​渋谷

そう。今、このWebマガジン「風のタウマゼイン」をみんなでつくりあげようとしていて、週1回くらいミーティングをしていますが、これも僕にとっては今までにない刺激的な場です。そのスカイプミーティングでファシリテートをやらせてもらっていますが、すごく楽しいんですよね。新しい可能性を感じています。

早川

目の前にいないがゆえに、想像するというか、感じようとする感覚がありますよね。

​渋谷

それぞれにみんな個性があって、その個性が集まって、新しいものをみんなでつくりあげていく楽しみを改めて感じますよね。

​「風のタウマゼイン」編集長 早川大悟

​共感のプラットフォームに

早川

これまでに、もう十何時間、毎週スカイプでミーティングをしていますが、今一番のテーマは、そもそも「このwebマガジンなんぞ」や、ということですよね。

答えはまだ出ていないけれど、意見を重ねるごとに、みんなの考えが深まっている感じがするんですが、どうですか?

​渋谷

いやぁ、同感ですね。これをつくりあげていく過程そのものが僕ら自身であり、僕らの今のありのままを表現することで、そこから何か共感していただける人に、どんどん自然に伝わっていけばいいなぁ。

そういった思いを、みんなで共有しながら進められている感じがいいですよね。

早川

最初に僕らでつくった世界観があるじゃないですか。

「感じる・育つ・伝わるWebマガジン」。これが一番最初に出ていたというのが面白いですよね。

これだけ十何時間かけて、新たなメンバーが加わって議論していても、結局、巡り巡ってそこに落ち着いている。

やっぱりそこに本質というか、今の段階での答えがあるのかな。

​渋谷

「伝える」と言った途端にコントロールが入りますよね。

そうじゃなくて、僕らのありのままが「伝わる」、というところがすごく大事なんだと思うし、そういう方が、僕ら自身も自然でいられるのかなぁ。

早川

そうですね、みんな自然体でいますもんね。このミーティングも、本当に自然な感じですよね。

自然界に木があって、水があって、光があってというように、それぞれの個性が折り重なって、一つになっている。

ガイア都市創造塾(以下、ガイア塾)で先生がよくいう「ワンネス」が、すごく感じられますよね。

​渋谷

常にワンネスに通じる。「ワンネス」を感じるからこそ、展開ができるような。

誰かがコントロールするのではなくて、その場でみんなの個性をぶつけ合いながら進んでいく感じ。

それがガイア塾そのものの原点、そんな感じがしますね。

早川

まさに、その通りだなと思っています。何か自然にまとまっていく。

あるべき答えに毎回毎回たどり着いていっている。コントロールする必要がないんだということを、すごく感じますよね。

​渋谷

このネーミングにある「タウマゼイン」という言葉は、だいごろうさんが見つけてこられましたけど、今改めて、どんな思いを感じておられますか?

早川

タイトルを考えるにあたって、いろいろ検索しているときに、ふと目に入ったんです。

論理的ではなくて、ポッと、これだな!というひらめきが降りてきて、それで提案させてもらいました。

後から意味を調べたら、ますますガイア塾のメンバーでつくるWebマガジンとしては、すごくふさわしいなと感じましたね。

​渋谷

いろいろ複数の案がある中で、みんなが賛成してタウマゼインに決まっていきましたね。

早川

みなさんにフックしていただいたみたいで。

「タウマゼイン」というのは、哲学が始まる、もっと知りたいという欲求が深まるときの出発点としての「驚異」「驚き」という意味なんですが、そういうところでは、塾生一人ひとりの哲学をWebサイトの中で表現していくというイメージで、まさにぴったりだったな、という感じがしています。​​

​「風のタウマゼイン」副編集長 渋谷雅人

​渋谷

僕にとっての「タウマゼイン」は、いったい自分って何者なんだろうということなんですよね。

そういう問いを一度持ってしまうと、もうそこから抜けられないというか、ある意味、僕ら自身もそれをこれから追い求めていくんだろうな、という感じがしますね。

それから、僕の人生にとって大事なことは、やっぱり「共感」なんです。共に感じ合うこと。

常に僕は、目の前の人に寄り添っていたい。このWebマガジンをつくっていく上でも、そういう「共感」というものが、キーワードになる気がしますね。だいごろうさんはどうですか?

早川

僕は、このマガジンを、単なる一つの世界観を知ってもらう読み物というレベルでは終わらせたくないですね。

僕らがやっている活動、ガイアとともに、本当に自分自身のやりたいことを生業として、持続可能な社会をつくりあげようとしている、そういう人たちがいることに気付いてもらって、「ああ、こういう生き方もあるんだ」「この人たちと一緒に地球を変えていきたいな」、と思ってもらえる、そういうWebマガジンにしていきたい。同じ志を持った人に集まってもらえるような、プラットフォームになったらいいな、と思っています。

​渋谷

僕は、僕自身が生き生きとした最高の自分を表現していく、そういう場にしたい。

それと関わる塾生全員が、その人の本当の素を、そのまんま切り取って出す場にしていきたい。

それ以上のものはつくれないという感じがするし、それが結果として、新しい仲間との出会いの場になるだろうと思っています。

もともと、仲間と仲間でない人、塾生と非塾生がいるわけではなくて、実はみんなつながっていて、その中で、ぱっとフォーカスしたこの「Webマガジン」というフレームをつけることで、みんなが気付きやすくなるっていうだけ。

たまたま縁があった僕らが、僕らなりに輝こうとしているところを切り取ってみせるだけでいいんじゃないかな、という気がしますね。

2017.8.19 福島県裏磐梯にて「ガイアミッション創造キャンプ」

早川

そうですね。個々も自然の中の一部であって、その一部の中にも全体があるという、その部分を切り取って表現していきたい。

切り取った個々の自然の、完成されたものを出していくことで、勝手に影響が出ていくんだろうなと思います。

それを表現していけば、勝手につながって連鎖していくという感覚は持っていて、僕にはその先をコントロールしていこうという気持ちはないんですよ。

僕らが「僕ららしさ」を表現していれば、勝手にそれに感化される人が集まってくる。そこにウズが起きて、それがスパイラルアップしている、そういうイメージ。輪の大きさがだんだん大きくなって、上から見たら、ただぐるぐる回っているんだけど、横から見たらハス状に広がっている。

すごい感覚的な表現なんですけど。

​渋谷

答えになっていないようだけど、それが答えなんですよね。

早川

そうなんです。世間一般でいうターゲティングを決めて、というセオリーからいったら、かなり反しているんですけど。

だけど、今までの思い込みの世界自体が、僕らが生きている今の世界の中で息苦しさを覚えているところなのかな、っていう気もするんですよね。

​渋谷

まさにそうですね。そのセオリー自体が、おかしいんじゃない?という立ち位置ですよね。そして、あまりにも本質的すぎることだから、誰に向けてというより、それはもう全員でしょ、という感じですよね

早川

そう、そうなんですよ。そこに、このWebマガチームのみんなの考えもたどり着いている。

​渋谷

その表現が、はっきりとはできていなかったですけどね。

早川

そう、できていなかったですよね。

世間一般の集合意識の中で起きている「これが正しいよね」っていうところを、1回否定してみる、そうかもしれないけど、そうじゃないかもしれないんじゃない?っていうところを。

今、話しながら思うんですけど、これがまさに、タウマゼインですよね!(笑)風にゆらぎながら・・・。

そういえば、日本からロスに飛ぶ飛行機も、一直線上に機体がロスに向いている時間って十数分しかないらしいですね。蛇行して目的地を目指している。

だから目的地にたどり着くためには、ゆらぎが必要。

そのために、余分だと思える時間って必要なんだなって思います。

​渋谷

たぶん、ゆらぎの中からしか新しいものは生まれてこない。ゆらぎなんだなぁ。それでいいんだなぁ

(文:ガイアライター森山佳代)

​ー 第2話「自分らしさが天命と結びつくとき」に続く(全4話) ー

ガイア都市創造塾 Web マガジン

『 風のタウマゼイン 』

* プレススタッフ *

早川大悟(はやかわ・だいご)
「風のタウマゼイン」編集長 / ガイア都市創造塾第1期生(東京校)
経営コンサルタント

中小企業向けに、組織・社員さんの自立・チームづくりと同時に継続的な業績アップの両立を促し、社長をはじめ社員全員が幸せを感じることができる会社へ導く、東洋思想をベースとしたオリジナルコンサルティング・研修を行っている。また、コンサルティング業のかたわら、1,000人を超える経営塾の事務局として一人で4年半運営するなどの経歴も併せ持つ。今後は、経営者向けに、右脳と左脳をつなぎ、潜在意識レベルで本来の自分を取り戻す「自然哲学塾」を開講予定。

渋谷雅人(しぶや・まさと)
​「風のタウマゼイン」副編集長 / ガイア都市創造塾第1期生(仙台校)
会社役員(起業準備中)

人と人をつないだ先に価値を創造する総合商社にて、鉄鋼・建設・自動車・電機他多岐にわたる産業分野でトレードビジネス・事業経営に関わる。

「自分は何者なのか?」「何のために生きるのか?」という問いの果てに、競争ではなく絶対的な信頼・共感・共創にこそ、新たな未来創造へのレバレッジポイントがあると気付き確信し、今年5月に退職を決意。悲鳴が聞こえる教育、地域コミュニティの場に情熱を注いでいる。

馬場柚香里(ばば・ゆかり)
企画・監修・デザイン統括 / ガイア都市創造塾第1期生(東京校)
株式会社 PREFERER 代表取締役 ( 2017年12月より『 一般社団法人サウンズスキャニングセラピー 』代表理事 )

言語を持たない思春期から、30年以上の服飾のスタイリストを経て、「 波動 」の及ぼす影響を人の暮らしに活かす新習慣『 サウンズスキャニングセラピー 』を創設し、全国に展開している。

千葉光生(ちば・みつお)
企画 / ガイア都市創造塾第1期生(仙台校)
ちば社会福祉士オフィス代表 アート アクティブ ラーニング Vivid Color 主宰

現在、シナジーと多様性視点を重視した福祉経営コンサルティングが主な仕事。

新たに、人が集まる場としての時空間デザイン提案のための、デザイン オフィスを起業準備中。

森山佳代(もりやま・かよ)
ガイアライター・編集 / ガイア都市創造塾第1期生(東京校)
会社員 ・ 編集者

9歳のときに空から降ってきた(?)言葉、「ほんとうのことってナニ?」。これを心の根底に持ちながらも、忘れたふりをして大人になった。それがガイア塾で再び想起され、「本質的で大切なことを伝える人でありたい」という願いが明確に。「あなたの想いを言語化します」を看板に、“つづり屋”としての独立を夢見る。福祉や金融行政の分野で、月刊誌等の編集に携わる職歴を持つ。

中西百合(なかにし・ゆり)
ガイアライター・編集・記録 / ガイア都市創造塾第1期生(仙台校)
共創ファシリテーター ・メディアオーガナイザー・NPO法人日本ファシリテーション協会理事

東日本大震災の経験からガイアとともに生きることを再認識し、ガイア塾に入塾。現在は「つなぐ・つたえる・つくりだす」をキーワードに、共創ファシリテーターとして独立。まちづくり、教育、福祉など、さまざまな領域でファシリテーター・講師として活動している。

Webを活用した「つなぐ・つたえる・つくりだす」の新しいビジネスモデルを構想中。

【 募集 】「風のタウマゼイン」PRESSでは、スタッフとして関わりたい方を募集しています。

 ・編集者(エディター・ライター・デザイナー・コーダー)

 ・カメラマン(動画・スチール・編集等)

*プロ・アマチュアを問いません。ガッツのある方は、お問い合わせフォームの件名に「風のタウマゼイン スタッフ希望」と記入の上、お申し込みください。

 

《 お問い合わせフォーム 》 https://www.gaiable.com/contact

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