真のリーダーとは
かつての日本には、儒教の教えをもとにした修身という道徳教育があった。
その教えは、自分自身を正し、立派な行いに努めることである。
また、「修己治人」という儒教の言葉があり、
その意味は、自身を修養しながら徳を積み、その徳で人々を感化し、
世の中を正しく治めることをいう。
裏を返せば、人を治める者は、自身を修める必要があるということである。
自身を磨き、与えられた力を精一杯、使い切っているだろうか。
掲げたミッションを真剣に達成するために勤しんでいるだろうか。
軽々しく約束や目標を立てることなく
自分自身が死ぬ気でやり切るという決意のもと、
惚れ込んだものに打ち込んでいくことが大切である。
そして、願は大願であるべきという仏教の教えにもあるように
個人の願いではなく、地球全体が良くなるように、
自らがどのような運命を手にするのかを願って欲しい。
自身を取り巻く世界が良くなることは、
近い人々、愛する人や親族、友人を救うことにもなる。
与えられた使命を全うすると真に願えば、必ず実現する。
もし、実現しないのであれば、
真に願っていないのかもしれないと、
自分自身を磨くことが必要なのである。
2021年12月
GHACプロジェクト推進会議 風見先生講話より
Gaiable Wind 4月28日 第93号
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編集者・早川大悟